2008年 02月 27日
『筆あそび』 (3/4 修正版) |
以前、話題(12/23の記事)にしましたが、
陶芸技法書の雑誌 『つくる陶磁郎』の42号』 が発売されました。
今回の特集は、「絵付け入門」。

4人の作家による 絵付けについての話が載っています。
当初、私のところに話が来た時に、
「簡単な図案集やその書き順を考えて欲しい。」
という要請があったのですが、もう少し話を聞いていると、
「絵付けが苦手な方から結構好きな人にまでの期待にこたえる内容にしたい。」
「3から4名の作家への依頼を考えている。」
との事だったので、
「では、典型的な絵の描き方などは、他の方々に任せるとして、
私は少し違う角度から、話してみたいのですが。」 と、
気軽な『筆あそび』というのを考え提案してみました。
「こうでなければいけない。」
「こうしなければいけない。」
「こうあった方がいい。」
工芸の世界、技術を身につけるのは、
物を作れるようになるために、とても大切な事なので、
どうしても、このような要素はあります。
でも、
それが全てでは、面白くない。
そういった事に、あまりとらわれず、
たとえば今回の話であれば、
「絵付け」を 勝手に気持ちよく試みてみる、
何かそういったきっかけやヒントを
私なりに、伝えれないだろうか・・・。
今まで、陶芸教室やカルチャーセンター、一般大学など、
いわゆる専門家コースではない人たちとも多く接してきている中で、
改めてそういったテーマで、話をまとめてみたいなぁ・・・と思っていたのです。
内容が、上手く伝わるのか気になりますが、
少しでも、作陶の参考になってくれたら、また、
少しでも楽しみが広がってくれたら・・・と思っています。

そうそう、この雑誌の編集者から、つい先日電話がありました。
「・・・すみませんが、読者プレゼントに作品を使わせて頂けないでしょうか・・・。」
個展前というコトもあり、作品は一点でも貴重。
とっさに返事できず、
「・・・えっと・・・。」
「記事の中で作って頂いた作品「紅梅文小皿」は、ダメですか?」
あぁ、なるほど それはいい考え。
雑誌で作ったそのものが、もらえるのも面白い事かも。
・・・そんなコトを思い、
「いいですよ。それは、より参考になるかもしれませんね。」
そんな事もあり、
今号の読者プレゼントには、この特集で作った私の絵付け参考作品
「紅梅文小皿」が、三点ほど当たります。
プレゼントを予定せずに突然の取材に合わせ大急ぎで作ったものですから、
出来に関して少し気にはなるのですが、
まぁ、リアルな分、より参考になるという事で、お許しくださいませ。
なお、ご希望の方、雑誌巻末のアンケートに答えてご応募を、という事です。

(この写真は、上絵焼成前の状態です。)
それから、もう一つ。
前号、今号とに 『小山耕一さんのロクロ独習マニュアル』という
DVDが付いています。
小山さんは、
日本工芸会の支部幹事されている東京の陶芸家です。
合理的で丁寧親切な分かりやすい説明は、彼の人柄も伴って
とても内容の濃い良いものの様です。
(・・・時間の関係でまだ全部を見たわけでは有りません。出だしを見た限りでは・・・)
いろいろな流儀を見るのは、参考になるし、興味深いものです。
こちらも、楽しみにどうぞ。

追記:
読者プレゼントは、勿論、タダで頼まれた話ではありません。
ちゃんと謝礼の出る仕事の話です。誤解の無き様・・・。
陶芸技法書の雑誌 『つくる陶磁郎』の42号』 が発売されました。
今回の特集は、「絵付け入門」。

4人の作家による 絵付けについての話が載っています。
当初、私のところに話が来た時に、
「簡単な図案集やその書き順を考えて欲しい。」
という要請があったのですが、もう少し話を聞いていると、
「絵付けが苦手な方から結構好きな人にまでの期待にこたえる内容にしたい。」
「3から4名の作家への依頼を考えている。」
との事だったので、
「では、典型的な絵の描き方などは、他の方々に任せるとして、
私は少し違う角度から、話してみたいのですが。」 と、
気軽な『筆あそび』というのを考え提案してみました。
「こうでなければいけない。」
「こうしなければいけない。」
「こうあった方がいい。」
工芸の世界、技術を身につけるのは、
物を作れるようになるために、とても大切な事なので、
どうしても、このような要素はあります。
でも、
それが全てでは、面白くない。
そういった事に、あまりとらわれず、
たとえば今回の話であれば、
「絵付け」を 勝手に気持ちよく試みてみる、
何かそういったきっかけやヒントを
私なりに、伝えれないだろうか・・・。
今まで、陶芸教室やカルチャーセンター、一般大学など、
いわゆる専門家コースではない人たちとも多く接してきている中で、
改めてそういったテーマで、話をまとめてみたいなぁ・・・と思っていたのです。
内容が、上手く伝わるのか気になりますが、
少しでも、作陶の参考になってくれたら、また、
少しでも楽しみが広がってくれたら・・・と思っています。

そうそう、この雑誌の編集者から、つい先日電話がありました。
「・・・すみませんが、読者プレゼントに作品を使わせて頂けないでしょうか・・・。」
個展前というコトもあり、作品は一点でも貴重。
とっさに返事できず、
「・・・えっと・・・。」
「記事の中で作って頂いた作品「紅梅文小皿」は、ダメですか?」
あぁ、なるほど それはいい考え。
雑誌で作ったそのものが、もらえるのも面白い事かも。
・・・そんなコトを思い、
「いいですよ。それは、より参考になるかもしれませんね。」
そんな事もあり、
今号の読者プレゼントには、この特集で作った私の絵付け参考作品
「紅梅文小皿」が、三点ほど当たります。
プレゼントを予定せずに突然の取材に合わせ大急ぎで作ったものですから、
出来に関して少し気にはなるのですが、
まぁ、リアルな分、より参考になるという事で、お許しくださいませ。
なお、ご希望の方、雑誌巻末のアンケートに答えてご応募を、という事です。

(この写真は、上絵焼成前の状態です。)
それから、もう一つ。
前号、今号とに 『小山耕一さんのロクロ独習マニュアル』という
DVDが付いています。
小山さんは、
日本工芸会の支部幹事されている東京の陶芸家です。
合理的で丁寧親切な分かりやすい説明は、彼の人柄も伴って
とても内容の濃い良いものの様です。
(・・・時間の関係でまだ全部を見たわけでは有りません。出だしを見た限りでは・・・)
いろいろな流儀を見るのは、参考になるし、興味深いものです。
こちらも、楽しみにどうぞ。

追記:
読者プレゼントは、勿論、タダで頼まれた話ではありません。
ちゃんと謝礼の出る仕事の話です。誤解の無き様・・・。
by ikkannet
| 2008-02-27 01:46
| 私の仕事