2007年 11月 29日
ある偉大な兄弟 |
先の日曜、久しぶりの展覧会めぐり。
そして、やっと観ることができました。
『 乾山の芸術と光琳 』 出光美術館。
斬新さと大胆さが魅力的な 弟・乾山。
天才的な絵のセンスに ため息しか出ない 兄・光琳。
最近、乾山窯窯跡の発掘調査をされたとのことで、その研究成果もあわせて、
この偉大な兄弟を、彼らの生まれ育ち環境から追っている
非常に興味深い展覧会でした。
乾山の作品は、学生の頃からとても好きではあったけれど、
光琳の方の絵がずっと好きで、
特に乾山自身を、詳しく調べる事はしてこないでいました。
なんとなく、光琳に下図・元図を描いてもらい制作していたのかと思っていましたが、
とんでもない、それだけではありませんでした。
磁州窯や安南手、またオランダデルフト窯の写しと、
好奇心そのままに制作を試みている・・・今よりもずっと情報の少ないその時代に、
あれだけ充実した作品を作り残していると言うだけでも驚きです。
その試みの姿勢は、
「こうあるべき。」と決めつけるものではなく、
「こういうのも面白いのではないか。」「これも有りではないか。」というものです。
新しい魅力への貪欲さ。
彼らの人柄はともかくとして(兄弟 結構性格が違っていた様子・・・)、
私のありたい姿勢がそこにあり、
物作りとして、嬉しいエネルギーをもらえた、そんな とてもいい展覧会でした。
それにしてもこの兄弟、現代に生まれていたら、どういう仕事をしていたのだろう・・・。
nonacafeさんの温故知新の展覧会(11/13の記事)にトラックバック。
そして、やっと観ることができました。
『 乾山の芸術と光琳 』 出光美術館。
斬新さと大胆さが魅力的な 弟・乾山。
天才的な絵のセンスに ため息しか出ない 兄・光琳。
最近、乾山窯窯跡の発掘調査をされたとのことで、その研究成果もあわせて、
この偉大な兄弟を、彼らの生まれ育ち環境から追っている
非常に興味深い展覧会でした。
乾山の作品は、学生の頃からとても好きではあったけれど、
光琳の方の絵がずっと好きで、
特に乾山自身を、詳しく調べる事はしてこないでいました。
なんとなく、光琳に下図・元図を描いてもらい制作していたのかと思っていましたが、
磁州窯や安南手、またオランダデルフト窯の写しと、
好奇心そのままに制作を試みている・・・今よりもずっと情報の少ないその時代に、
あれだけ充実した作品を作り残していると言うだけでも驚きです。
その試みの姿勢は、
「こうあるべき。」と決めつけるものではなく、
「こういうのも面白いのではないか。」「これも有りではないか。」というものです。
新しい魅力への貪欲さ。
彼らの人柄はともかくとして(兄弟 結構性格が違っていた様子・・・)、
私のありたい姿勢がそこにあり、
物作りとして、嬉しいエネルギーをもらえた、そんな とてもいい展覧会でした。
それにしてもこの兄弟、現代に生まれていたら、どういう仕事をしていたのだろう・・・。
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by ikkannet
| 2007-11-29 22:05
| 展覧会