2007年 06月 25日
向付け・・・チラリズムの器 |
「向付け」・・・実は、陶芸の勉強をし始めてから 知った言葉です。
私の育った家庭では、それまで「向付け」なんていう言葉、使いませんでしたから(笑)。
勉強し始めた・・・向付けという存在を覚えた その当時、
大学には3人教授がいらっしゃったのですが、
私が思うに、
その中でも 浅野陽先生が、ずば抜けて食器に対する深い造詣をお持ちでした。
その浅野先生のお作りになられた向付けの中で 一番印象的なのが、
「割山椒向付」です。

もともと 器の世界には、山椒の実が割れた姿をもとにした形の向付け、
「割山椒向付」 というものはありますが・・・。
ただ、先生のは だいぶ違っていました。
ロクロで引いた後、弓で縦に切り、少し付け根を押し、切り口を広げ、
乾燥・焼成で少しねじれる(・・・これは、ロクロびきによる影響からのモノですが)。
その前後にずれるところが一寸面白い・・・なんて おっしゃっていました。
重要なのは、その隙間。
少し開いたその隙間から見え隠れする料理。
「何の料理だろう?」
中がはっきり見えないその様子に、好奇心がわき、
期待とともに食欲が高まってくる・・・。
・・・・チラリズムの魅力。
先生がその想いを話してくださった時の事を思い出します。
ただ見た目「美しい」とか言う器ではなく、
料理を盛り付け、そして、食べるその瞬間に、
気持ちの変化を作り、より料理を美味しく充実していただける、
こういう精神的構造を持った器。
それを生み出す考え方。
今も 時折思い出しながら 制作しております。。。
私の育った家庭では、それまで「向付け」なんていう言葉、使いませんでしたから(笑)。
勉強し始めた・・・向付けという存在を覚えた その当時、
大学には3人教授がいらっしゃったのですが、
私が思うに、
その中でも 浅野陽先生が、ずば抜けて食器に対する深い造詣をお持ちでした。
その浅野先生のお作りになられた向付けの中で 一番印象的なのが、
「割山椒向付」です。

もともと 器の世界には、山椒の実が割れた姿をもとにした形の向付け、
「割山椒向付」 というものはありますが・・・。
ただ、先生のは だいぶ違っていました。
ロクロで引いた後、弓で縦に切り、少し付け根を押し、切り口を広げ、
乾燥・焼成で少しねじれる(・・・これは、ロクロびきによる影響からのモノですが)。
その前後にずれるところが一寸面白い・・・なんて おっしゃっていました。
重要なのは、その隙間。
少し開いたその隙間から見え隠れする料理。
「何の料理だろう?」
中がはっきり見えないその様子に、好奇心がわき、
期待とともに食欲が高まってくる・・・。
・・・・チラリズムの魅力。
先生がその想いを話してくださった時の事を思い出します。
ただ見た目「美しい」とか言う器ではなく、
料理を盛り付け、そして、食べるその瞬間に、
気持ちの変化を作り、より料理を美味しく充実していただける、
こういう精神的構造を持った器。
それを生み出す考え方。
今も 時折思い出しながら 制作しております。。。
by ikkannet
| 2007-06-25 00:15

