2007年 06月 12日
「真行草」 |
先日の個展で展示していた角皿。
少し厚手の角皿です。
昨日のこと、
個展をした 梅ヶ丘アートセンターの丸谷さん(建築家 兼 画廊オーナー)から
連絡がありまして、その内容は、
東京の帝国ホテルで開催された「和の宴」という展示会で、
生活工芸をテーマに、一部展示を担当された・・・という話しだったですが、
彼のブログ記事にある会場の写真を よーく見ると、
私の作品も ちらほらと。
上の写真の角皿の兄弟も展示されていました。
他、花瓶や小皿など・・・。
興味お有りの方は、こちらをご覧下さいませ↓
・帝国ホテル孔雀の間で「和の宴」開催!
・「和の宴」真行草の表現、詳細
この展示、丸谷さんの「真行草」の理念を軸に、考えられていたようです。
以下、彼からのメールより。
「昨週は、東京の帝国ホテルで開催された「和の宴」の展示で終始していました。
和道生活芸術協会および和道生活芸術学園の設立の集いという内容でした。
私が担当した展示は、生活工芸がテーマ。
畳一帖分のテーブルが3枚用意され、そこに「真」「行」「草」の内容で器や布を展示しました。
「真」の世界は、墨染めの布をベースに、漆器、錫器、切り子ガラスなどでまとめました。フロアスタンドには木織を使用しました。
「行」の世界は、藍染めの布をベースに、磁器、ガラス器、漆塗りの竹ザルでまとめています。フロアスタンドはヒバ材の細かい格子です。
「草」の世界は、陶器が中心です。ザルも無塗装の竹、フロアスタンドは麻材です。
この生活工芸品のほとんどは我が家で使っているものです。
それを、再び展示するというのも不思議な気持ちがしました。
日常をハレの世界に展示したのですから。
展示場の壁面は川島織物による和服と和装品でした。
こちらはこちらで、重みのある伝統的な世界でした。 」
「真行草」・・・
改めて、少し調べてみると、
もともと、書道における漢字書体の筆法の
位相を示す三体に基づく芸道上の理念を表す語 ということで、
真・・・厳粛端正な正格
草・・・型にとらわれない自由さ
行・・・その中間
この理念が、広く芸道に応用される様になったという事。
私にとって この言葉は、
以前 「茶道」の稽古場に出入りしている時に 聞いていた言葉で、
えーっと そうですね・・・、
もてなしの時のその色を変えるために使われた分類法(?)
・・・という程度の認識しかありませんでした。
たとえば、
中国伝来の物を 「真」・・・緊張感漂う張り詰めた空気の席、
国焼きなどの素朴な仕上げの物を 「草」・・・少しくだけた気持ち楽な席、
という風な具合ですが、
改めて、「真」だからこうするとか、「草」だから・・・なんて、
自分の仕事をする上で、考えることがありませんでした。
でも それは、無自覚なだけで、
ハレの席にいいだろう器 とか、ふだん日頃に使いたい器・・・
なんていう考え方をした時は、「真行草」の応用なのかもしれませんね。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
でもでも やはり 私には、
「真」だから・・・、「草」だから・・・、という考え方は、
新しく生み出す、創り出す世界においては、
ただただ堅苦しい 足かせにすらなりそうな
そんな 概念になってしまう気がしたりして・・・ ・・・ ・・・。
なんて、
ボンヤリ考えるとも おぼつかない時間は 過ぎていくのでした。。。

(ちなみに、茶道での、典型的な 「真」の道具立て例です。 )
少し厚手の角皿です。

昨日のこと、
個展をした 梅ヶ丘アートセンターの丸谷さん(建築家 兼 画廊オーナー)から
連絡がありまして、その内容は、
東京の帝国ホテルで開催された「和の宴」という展示会で、
生活工芸をテーマに、一部展示を担当された・・・という話しだったですが、
彼のブログ記事にある会場の写真を よーく見ると、
私の作品も ちらほらと。
上の写真の角皿の兄弟も展示されていました。
他、花瓶や小皿など・・・。
興味お有りの方は、こちらをご覧下さいませ↓
・帝国ホテル孔雀の間で「和の宴」開催!
・「和の宴」真行草の表現、詳細
この展示、丸谷さんの「真行草」の理念を軸に、考えられていたようです。
以下、彼からのメールより。
「昨週は、東京の帝国ホテルで開催された「和の宴」の展示で終始していました。
和道生活芸術協会および和道生活芸術学園の設立の集いという内容でした。
私が担当した展示は、生活工芸がテーマ。
畳一帖分のテーブルが3枚用意され、そこに「真」「行」「草」の内容で器や布を展示しました。
「真」の世界は、墨染めの布をベースに、漆器、錫器、切り子ガラスなどでまとめました。フロアスタンドには木織を使用しました。
「行」の世界は、藍染めの布をベースに、磁器、ガラス器、漆塗りの竹ザルでまとめています。フロアスタンドはヒバ材の細かい格子です。
「草」の世界は、陶器が中心です。ザルも無塗装の竹、フロアスタンドは麻材です。
この生活工芸品のほとんどは我が家で使っているものです。
それを、再び展示するというのも不思議な気持ちがしました。
日常をハレの世界に展示したのですから。
展示場の壁面は川島織物による和服と和装品でした。
こちらはこちらで、重みのある伝統的な世界でした。 」
「真行草」・・・
改めて、少し調べてみると、
もともと、書道における漢字書体の筆法の
位相を示す三体に基づく芸道上の理念を表す語 ということで、
真・・・厳粛端正な正格
草・・・型にとらわれない自由さ
行・・・その中間
この理念が、広く芸道に応用される様になったという事。
私にとって この言葉は、
以前 「茶道」の稽古場に出入りしている時に 聞いていた言葉で、
えーっと そうですね・・・、
もてなしの時のその色を変えるために使われた分類法(?)
・・・という程度の認識しかありませんでした。
たとえば、
中国伝来の物を 「真」・・・緊張感漂う張り詰めた空気の席、
国焼きなどの素朴な仕上げの物を 「草」・・・少しくだけた気持ち楽な席、
という風な具合ですが、
改めて、「真」だからこうするとか、「草」だから・・・なんて、
自分の仕事をする上で、考えることがありませんでした。
でも それは、無自覚なだけで、
ハレの席にいいだろう器 とか、ふだん日頃に使いたい器・・・
なんていう考え方をした時は、「真行草」の応用なのかもしれませんね。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
でもでも やはり 私には、
「真」だから・・・、「草」だから・・・、という考え方は、
新しく生み出す、創り出す世界においては、
ただただ堅苦しい 足かせにすらなりそうな
そんな 概念になってしまう気がしたりして・・・ ・・・ ・・・。
なんて、
ボンヤリ考えるとも おぼつかない時間は 過ぎていくのでした。。。

by ikkannet
| 2007-06-12 22:21
| 私の仕事

