2007年 02月 13日
二人の巨匠。 |
昨日は久しぶりに東京へ。
図録の打ち合わせと、
漆芸協会展に出品していた家内の作品の搬出のためです。
(あっ、家内の三人展は、これからです。)
・・・で、今の私たちとっては、東京へ行く日は1分も無駄にはできません。
早朝、伊豆を出て、
まずは、世田谷美術館 開館と同時に 『富本憲吉 展』へ。

やはり、本物を見ると刺激が違います。
「模様より模様を造る可からず。」 という言葉が、すごく有名になっていますが、
富本の仕事と研究を観ると、
なるほど自らを戒めていないと つまらない世界に はまっていく
・・・そんな気持ちだったのかなぁ・・・なんて思ったりしました。
そして、改めて感じた事は、
作品の魅力は、ただ技術的に上手くなる事ではない・・・という事でした。
充分分かっているつもりでも、そして、
私のように不器用な人間でさえ、うっかりすると、
もう少し綺麗に出来ないかなぁ・・・なんて何回も仕事しているうちに、
ただただ上手に綺麗な作品を作ることが目的となり、
いつの間にか物を創るテーマが変わってしまうという 危ない世界があるのです。
以前、2005年10月13日の記事 『陶芸家 富本憲吉』の中にも書いた
「なにが生きているのか、なにが真実であるかを、自由に知覚することである。」
これが、やはり作家として重要だと思います。
この実物の作品を観て、追求する事への情熱をヒシヒシと感じ、
制作意欲が、俄然沸き起こってきたのでした。
☆ 当ブログでも おなじみのukkyさん とnonacafeさんも、すでに(大分以前に)この展覧会を 記事にされています。
昼食をとった後、
東京国立近代美術館工芸館で開催されている 『松田権六の世界』展へ。
□
漆芸界で人間国宝だった故人の展覧会です。
実は私は、大学浪人時代、
松田権六の書いた「うるしの話」という本を読んで、
受験する科をデザイン科から工芸科へ転向したという事があり、
まさに、人生にとって、とても縁のある一人なのです。
ここでまた、人の手の技の極めた時のすごさを、改めて感じました。
すきの無いあの仕事。富本とはまた違うのですが、
やはり、追求する事への情熱をヒシヒシと感じました。
この両巨匠、富本憲吉が十歳くらい年上。
同時期に、生きていた事を想うと・・・どのような会話をしていたのだろう・・・。
その後、日本橋三越に行き、冒頭の要件を済ませた次第。
計算違いだったのは、『松井康成の全貌』展が前日で終わっていた事。
うーむ、残念。
息子さんの松井康陽さんが ちょうど個展をされていて、
「笠間に来てくれれば、また観れますよ。」と言ってくれたけれど・・・。
(教え子としては最悪です。。。ずうずうしく図録だけは、手に入れましたが・・・。康陽さんと会期が同じだと信じきっていたんです。。。言い訳。)
☆そして、 こちらの展覧会もukkyさん が、記事にされています。
そんな感じで、あっという間に夜。
充実していた一日でした。
・・・今回の展覧会メモは、私のではなく、下の娘のメモを。
私のより よっぽど充実していたので (笑)。

(画像をクリックして頂くと、大きな画像になります。)
・・・それから、
以前に、松井先生がらみの記事を書いていました。
よろしければ、こちらも どうぞ。
・2005年 09月 10日 『伝統』と『伝承』
・2005年 10月 21日 自作の珍品 「練上げ 小鉢」
図録の打ち合わせと、
漆芸協会展に出品していた家内の作品の搬出のためです。
(あっ、家内の三人展は、これからです。)
・・・で、今の私たちとっては、東京へ行く日は1分も無駄にはできません。
早朝、伊豆を出て、
まずは、世田谷美術館 開館と同時に 『富本憲吉 展』へ。

やはり、本物を見ると刺激が違います。
「模様より模様を造る可からず。」 という言葉が、すごく有名になっていますが、
富本の仕事と研究を観ると、
なるほど自らを戒めていないと つまらない世界に はまっていく
・・・そんな気持ちだったのかなぁ・・・なんて思ったりしました。
そして、改めて感じた事は、
作品の魅力は、ただ技術的に上手くなる事ではない・・・という事でした。
充分分かっているつもりでも、そして、
私のように不器用な人間でさえ、うっかりすると、
もう少し綺麗に出来ないかなぁ・・・なんて何回も仕事しているうちに、
ただただ上手に綺麗な作品を作ることが目的となり、
いつの間にか物を創るテーマが変わってしまうという 危ない世界があるのです。
以前、2005年10月13日の記事 『陶芸家 富本憲吉』の中にも書いた
「なにが生きているのか、なにが真実であるかを、自由に知覚することである。」
これが、やはり作家として重要だと思います。
この実物の作品を観て、追求する事への情熱をヒシヒシと感じ、
制作意欲が、俄然沸き起こってきたのでした。
☆ 当ブログでも おなじみのukkyさん とnonacafeさんも、すでに(大分以前に)この展覧会を 記事にされています。
昼食をとった後、
東京国立近代美術館工芸館で開催されている 『松田権六の世界』展へ。
□
漆芸界で人間国宝だった故人の展覧会です。
実は私は、大学浪人時代、
松田権六の書いた「うるしの話」という本を読んで、
受験する科をデザイン科から工芸科へ転向したという事があり、
まさに、人生にとって、とても縁のある一人なのです。
ここでまた、人の手の技の極めた時のすごさを、改めて感じました。
すきの無いあの仕事。富本とはまた違うのですが、
やはり、追求する事への情熱をヒシヒシと感じました。
この両巨匠、富本憲吉が十歳くらい年上。
同時期に、生きていた事を想うと・・・どのような会話をしていたのだろう・・・。
その後、日本橋三越に行き、冒頭の要件を済ませた次第。
計算違いだったのは、『松井康成の全貌』展が前日で終わっていた事。
うーむ、残念。
息子さんの松井康陽さんが ちょうど個展をされていて、
「笠間に来てくれれば、また観れますよ。」と言ってくれたけれど・・・。
(教え子としては最悪です。。。ずうずうしく図録だけは、手に入れましたが・・・。康陽さんと会期が同じだと信じきっていたんです。。。言い訳。)
☆そして、 こちらの展覧会もukkyさん が、記事にされています。
そんな感じで、あっという間に夜。
充実していた一日でした。
・・・今回の展覧会メモは、私のではなく、下の娘のメモを。
私のより よっぽど充実していたので (笑)。

・・・それから、
以前に、松井先生がらみの記事を書いていました。
よろしければ、こちらも どうぞ。
・2005年 09月 10日 『伝統』と『伝承』
・2005年 10月 21日 自作の珍品 「練上げ 小鉢」
by ikkannet
| 2007-02-13 23:59
| 展覧会

