2006年 08月 04日
「失透釉平茶碗」 |
昨年あたりから、茶道で使ういわゆる「茶碗」を発表し始めています。
昨日の記事も茶碗の図案を考えていたところです。
あの写真にある素焼きは、手びねりによるものですが、
私は、元来ロクロが大好きで、もちろんロクロびきによるものも作ります。
その「ロクロびき」。
もともとは、遠心力を利用しての量産のための技法で展開したのだと思うのですが、
私には、土を感じる一つの方法として とても大切です。
ですから、仕事の仕方も、一つ一つ感じるように作りたいと思っています。
(特に、最近は、量産的仕事ではないので・・・。)
せっかく 「ロクロびき」の話題なので、
縁あって手元にある 一碗を紹介します。
以前もちょっと記事にしたことがある石黒宗麿という陶芸家の作です。
なんでもない、何気ない作ですが、結構気に入っています。
時々、出してきては眺め、時に 一服楽しんだりしています。
寸法は、 径 16.8cm 高 5.7cm。
たぶん藁灰による白釉です。
酸化気味の焼成で、釉の中の表情の変化、その質感とても好きです。
また、さすがに削りのタイミングよく、土のザクッとした感じが、いい感じで、
腰の辺り、若干厚め。これによりある程度の重さがあり、それがまた、心地いいです。
・・・高台には、丸い『栩 』の銘印が。
箱が無いので、作品名は分かりませんが、作品集に同じ手があったので
あえて名前をつければ、 「失透釉平茶碗」 となりますでしょうか。
昨日の記事も茶碗の図案を考えていたところです。
あの写真にある素焼きは、手びねりによるものですが、
私は、元来ロクロが大好きで、もちろんロクロびきによるものも作ります。
その「ロクロびき」。
もともとは、遠心力を利用しての量産のための技法で展開したのだと思うのですが、
私には、土を感じる一つの方法として とても大切です。
ですから、仕事の仕方も、一つ一つ感じるように作りたいと思っています。
(特に、最近は、量産的仕事ではないので・・・。)
せっかく 「ロクロびき」の話題なので、
縁あって手元にある 一碗を紹介します。
以前もちょっと記事にしたことがある石黒宗麿という陶芸家の作です。
なんでもない、何気ない作ですが、結構気に入っています。
時々、出してきては眺め、時に 一服楽しんだりしています。
寸法は、 径 16.8cm 高 5.7cm。
たぶん藁灰による白釉です。
酸化気味の焼成で、釉の中の表情の変化、その質感とても好きです。
また、さすがに削りのタイミングよく、土のザクッとした感じが、いい感じで、
腰の辺り、若干厚め。これによりある程度の重さがあり、それがまた、心地いいです。
・・・高台には、丸い『栩 』の銘印が。
箱が無いので、作品名は分かりませんが、作品集に同じ手があったので
あえて名前をつければ、 「失透釉平茶碗」 となりますでしょうか。
by ikkannet
| 2006-08-04 01:51
| コレクション