2006年 02月 16日
指頭描??? |
ぼんやりと、石黒宗磨の作品集を見ていると 「ん?」
じつは、 ukkyさんのブログでの先日の記事のところで話に出ていた
「指描」の技を使った作品があったのです。
石黒宗磨(1893-1968)という人は、富本憲吉、荒川豊蔵、濱田庄司とともに
第一回目の人間国宝に認定されている作家です。
日本各地を遍歴し独学で陶芸技術を学んだそうですが、
その元は、中国や朝鮮陶磁、日本の唐津焼などにあったようで、
作風は、その影響を強く受けています。
私は、学生時分から、その作品からの雰囲気がとても好きで、
始めてその作品集を見た時、一人感動していました。
そしてその頃、壺だけ集めた展覧会があり、写真とのギャップにまたビックリ。
写真を見て勝手に思い描いていた大きさより、実物は、ずっと小さかったのです。
存在感・・・物の大きさは、寸法だけではないのだなぁ、と、
改めて実感したのを覚えています。
それから20数年。
今でも時々、彼の碗や作品集を出してきて、ぼんやりと見ていたりするのです。
私が、彼のすごいと思うことのひとつは、
先に書いた中国陶磁や或いは唐津風の作風にとどまらず、
その先の表現に向かったということ。
興味をもった表現には、迷うことなくトライしたのではと思うほどで、
鉄絵、色絵、蝋抜き、チョーク、掻き落し、芋判・・・ ・・・ ・・・
数え切れないほどの加飾技法の作品があります。
今ほどいろいろな原料や道具が、手軽に流通していない時代です。
そして、そこで ふと目に止まったのが この 『粉引指頭描茶碗』。
1963年・・・70歳の頃、作られた茶碗です。
今まで あまりに自然で、意識して観てなかったのですが、
こういう加飾技法も、やっていたのですねぇ・・・。
折角ですから、私の作品も。
1993年の伝統工芸新作展に出品した作品。
『紅白梅文大鉢』 (縦38.2cm 横36.6cm 高21.5cm)
紅梅の花の輪郭や枝の部分が、指頭描です。
・・・それから、実際普段使用しいる食器から。
・・・ところで、『指頭描』 何て読むのかなぁ・・・?
じつは、 ukkyさんのブログでの先日の記事のところで話に出ていた
「指描」の技を使った作品があったのです。
石黒宗磨(1893-1968)という人は、富本憲吉、荒川豊蔵、濱田庄司とともに
第一回目の人間国宝に認定されている作家です。
日本各地を遍歴し独学で陶芸技術を学んだそうですが、
その元は、中国や朝鮮陶磁、日本の唐津焼などにあったようで、
作風は、その影響を強く受けています。
私は、学生時分から、その作品からの雰囲気がとても好きで、
始めてその作品集を見た時、一人感動していました。
そしてその頃、壺だけ集めた展覧会があり、写真とのギャップにまたビックリ。
写真を見て勝手に思い描いていた大きさより、実物は、ずっと小さかったのです。
存在感・・・物の大きさは、寸法だけではないのだなぁ、と、
改めて実感したのを覚えています。
それから20数年。
今でも時々、彼の碗や作品集を出してきて、ぼんやりと見ていたりするのです。
私が、彼のすごいと思うことのひとつは、
先に書いた中国陶磁や或いは唐津風の作風にとどまらず、
その先の表現に向かったということ。
興味をもった表現には、迷うことなくトライしたのではと思うほどで、
鉄絵、色絵、蝋抜き、チョーク、掻き落し、芋判・・・ ・・・ ・・・
数え切れないほどの加飾技法の作品があります。
今ほどいろいろな原料や道具が、手軽に流通していない時代です。
そして、そこで ふと目に止まったのが この 『粉引指頭描茶碗』。
1963年・・・70歳の頃、作られた茶碗です。
今まで あまりに自然で、意識して観てなかったのですが、
こういう加飾技法も、やっていたのですねぇ・・・。
折角ですから、私の作品も。
1993年の伝統工芸新作展に出品した作品。
『紅白梅文大鉢』 (縦38.2cm 横36.6cm 高21.5cm)
紅梅の花の輪郭や枝の部分が、指頭描です。
・・・それから、実際普段使用しいる食器から。
・・・ところで、『指頭描』 何て読むのかなぁ・・・?
by ikkannet
| 2006-02-16 22:51