2013年 06月 18日
「藤本能道先生」。 |
懐かしいです。
先生の姿、声。
藝大陶芸講座の展覧会・杜窯会の記念展に向け、
忘れてしまっている学生時代を何か思い出せないかと、
昔 録画したビデオテープを引っ張り出しました。
このビデオは、能道先生を取材されたもので
テレビ東京の 『新テレビ 私の履歴書』 という番組です。
ちょうど私が学生の頃、先生は教授で、
私の代が大学院を修了した年に定年退官。
その時に人間国宝に指定され、また、芸大の学長に・・・。
この番組、
先生の歳が70歳とテロップで出てますから
1989年ころの制作という事ですね。
先週、講演をした赤レンガ棟も
番組の中で、今と変わらぬ姿で写っていました。
懐かしい陶芸講座の廊下。現在はその後出来た新校舎に移っています。
知らない人が見ると汚い廊下に見えるかもしれませんが
よく見て下さい! ゴミ一つ落ちてなく、水が撒かれています。
・・・たぶん、テレビ番組の為ですが(笑)。
この皆が集まっている机を 「お茶台」 と呼び
陶芸講座の卒業生には青春が沁みこんでるように感じるくらいの
とても思い出深い机なんです。
なんか、思い出します。
能道先生が、大学にお見えになった時は
いつも必ず、オールドの水割りを出していました。
(お茶を入れた記憶がありません(^^)。)
そして、
お茶台を他の先生や学生で囲み
その話のほとんどは、陶芸のアドバイスや・・・説教。
「すぐに古い物が良いとか 侘びとか寂とかになってしまいがち、
今を生きる陶芸家が過去の名作を真似て見たり、
そんな過去に縛られてはいけない。」
「あくまでも現代を生きる作り手が、現代ならではの物を創らないと
意味が無い。」
「伝統を越える新しさを、独自性を、どのように表現するか。」
「自分の時代から逃げていない仕事がしたい。」
ホント懐かしい・・・浅野陽先生や三浦小平二先生、
そして、現在主任教授の島田文雄先生。
・・・そして、このシーンが出てくるまですっかり忘れていました。
当時教官室の若手3人。
右にいるのは、やはり現在教授の豊福誠先生です。
それにしても、
せっかくテレビに出たのにこの作業着は・・・(苦笑)。
まぁ、いつもこんなカッコだったから仕方ないけれど(笑)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何だか学生時代に戻った気分になりました。
能道先生、浅野先生、三浦先生・・・この番組で元気な姿の見えた先生方も
今はもういらっしゃいません。
でも、
あらためて 初心に帰る・・・しっかり時代を見据え、自分を信じ、やっていこうと思います。
先生、懐かしい中でも、また新鮮でした。
どうも有難うございました。
※ この番組、藤本先生のお宅と工房のある青梅の様子も映っていたのですが、ブログでは芸大の場面を特に載せました。
先生の姿、声。
藝大陶芸講座の展覧会・杜窯会の記念展に向け、
忘れてしまっている学生時代を何か思い出せないかと、
昔 録画したビデオテープを引っ張り出しました。
このビデオは、能道先生を取材されたもので
テレビ東京の 『新テレビ 私の履歴書』 という番組です。
ちょうど私が学生の頃、先生は教授で、
私の代が大学院を修了した年に定年退官。
その時に人間国宝に指定され、また、芸大の学長に・・・。
この番組、
先生の歳が70歳とテロップで出てますから
1989年ころの制作という事ですね。
先週、講演をした赤レンガ棟も
番組の中で、今と変わらぬ姿で写っていました。
懐かしい陶芸講座の廊下。現在はその後出来た新校舎に移っています。
知らない人が見ると汚い廊下に見えるかもしれませんが
よく見て下さい! ゴミ一つ落ちてなく、水が撒かれています。
・・・たぶん、テレビ番組の為ですが(笑)。
この皆が集まっている机を 「お茶台」 と呼び
陶芸講座の卒業生には青春が沁みこんでるように感じるくらいの
とても思い出深い机なんです。
なんか、思い出します。
能道先生が、大学にお見えになった時は
いつも必ず、オールドの水割りを出していました。
(お茶を入れた記憶がありません(^^)。)
そして、
お茶台を他の先生や学生で囲み
その話のほとんどは、陶芸のアドバイスや・・・説教。
「すぐに古い物が良いとか 侘びとか寂とかになってしまいがち、
今を生きる陶芸家が過去の名作を真似て見たり、
そんな過去に縛られてはいけない。」
「あくまでも現代を生きる作り手が、現代ならではの物を創らないと
意味が無い。」
「伝統を越える新しさを、独自性を、どのように表現するか。」
「自分の時代から逃げていない仕事がしたい。」
ホント懐かしい・・・浅野陽先生や三浦小平二先生、
そして、現在主任教授の島田文雄先生。
・・・そして、このシーンが出てくるまですっかり忘れていました。
当時教官室の若手3人。
右にいるのは、やはり現在教授の豊福誠先生です。
それにしても、
せっかくテレビに出たのにこの作業着は・・・(苦笑)。
まぁ、いつもこんなカッコだったから仕方ないけれど(笑)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
何だか学生時代に戻った気分になりました。
能道先生、浅野先生、三浦先生・・・この番組で元気な姿の見えた先生方も
今はもういらっしゃいません。
でも、
あらためて 初心に帰る・・・しっかり時代を見据え、自分を信じ、やっていこうと思います。
先生、懐かしい中でも、また新鮮でした。
どうも有難うございました。
※ この番組、藤本先生のお宅と工房のある青梅の様子も映っていたのですが、ブログでは芸大の場面を特に載せました。
by ikkannet
| 2013-06-18 01:41