2010年 10月 25日
下絵付け。 |
竹の
気持ち良い伸びやかさ。
昨日よりも
少しでも
近づきたい・・・。
「僕が、こんなに絵付けの作品を作るなんて、思いもしなかったんだよ。」
「粉引きのもの、灰釉のもの、鉄釉のもの・・・素朴なもの好きなんだよね。
初めのころは、素直にそういう物をよく作ってたんだよ。」
「でも・・・いつの間にか今みたいな作品を作ってる・・・不思議なもんで・・・
思うに、粉引きや灰釉のものだけの世界に、
もっと新しい次の展開イメージが出来る才能が無かったんだろうね。」
「自分の興味を求めているうちに・・・満足、満たされる世界を求めているうちに
今は、こんな仕事をしている・・・って感じかな。
だから・・・この先・・・将来はどんなもの創っているのか分からないのだよね。」
・・・先日、陶芸家になりたいと相談ににみえていた方に
私なりに何かを伝えようと話していた中での一節です。
始める前の・・・今イメージする陶芸家の姿は、
将来に向けて絶対と言うわけではないのだけれど
まずは、それを目指してみないと先は分からない・・・
そういう話になっていたのです。
ホント、
こんなに「絵付けの作品」を作る作家になるなんて思わなかったんですよね。
絵付けする事が苦痛に感じる・・・なんて事が多かったくらいなのですから(^^)。
・・・陶芸始めた頃を思い出すと不思議なものです。
by ikkannet
| 2010-10-25 01:40
| 私の仕事