2010年 08月 26日
入選発表。 |
今年の『第57回 日本伝統工芸展』の入落の発表が、昨日ありました。
今まで何度も落選した経験のある私は、
毎年何とも言えぬ想いの中、この発表を見ます。
毎年毎年・・・20年以上も出品しているのに
発表をむかえる時の気持ちは変わらないもの・・・です・・・。
おかげ様で、日本工芸会のHPで発表された入選者名欄に
自分の名前を見つけることができました。
何年出品していても、やはり嬉しいものです。
審査員をどの様な方がされても
良い意味で無視できない、そんな作品が出来たらいいな・・・
公募展に出品する時は、そのような気持ちになります。
今年は、あの小皿に時間がとられ
それこそ出品する作品が出来てくるのか、
まるで他人事のように思えてしまうほどの状況でしたが、
真面目に春の個展に何故全作品を並べたのか後悔したほどです(笑)
でもこのような時に 時間が無いを理由に作品が出来ないのは面白くないので
「やったるぞ~!」 と、
逆に結果的には、新しい試みの作風のものと2点出品することが出来ました。
ただ、この2点出品するって難しいものです。
よく聞くのが、
新しい試みをどんどんやってもらうためにも従来のものと両方出せるように・・・と
いうコトなのですが、
分かったようで意外とこれが私にとっては難しい。
出品する限りにおいては、
「2点とも入選するぞ」という強い想いが持てないとまずいのです。
「どちらがいいのか、自分で1点に絞れないのか?」と言われている気がして・・・。
さて、今年入選した作品は、
『 紅葉図長角皿 』。
こちらは、従来からの作風の展開ですが
私なりにいろいろな試みをしています。
なんとか、あの紅葉の空間、空気を感じるものが出来ないか・・・
そしてそれから作品自体に、焼き物としての魅力、存在感がもっと欲しい・・・
そんな想いからです。
従来の・・・とは言っても
作品テーマ、それから始まる形や図案化。
土の調合、形の作り方や絵の具の色味調合など様々な事の中に
新しい試みがあり、創っている本人はワクワクして焼きあがる作品を観るのですが
出来上がった作品は、何が新しいのかなかなか分かりにくい・・・一つ一つです。
突然、私が 「磁器物の焼きしめ」みたいな作品を創れば
それこそ新しい試みに見えるかもしれませんが、それでは唐突。
そんな中 それでも、
自分にとって自然な欲求で生まれてきた作品ならば良いのかと
今回落選してしまったもう1点の作品を創りました。
それは、幾何文の作品。
個展では、何度かテーマに発表してきましたが、
「唐突」に映ってしまったかも・・・なんて想ったりも・・・。
こちらの方は、より練り直して
いつか個展の機会に皆様にご覧頂ける様にしたいと思います。
さて、
今回の発表を見て嬉しい事がまだまだ。
自分の名前を探すと同時に見えた 知り合いの方々の名前です。
初入選や正会員に認定された方など何人もおり・・・
「おめでとうメール」や各々のブログなどにコメントさせて頂きながら、
当時の気持ち・・・初心を思い出したり・・・。
その中に、一閑育ちの有光志津枝さんの名も。
真面目にコツコツと勉強、仕事をしてきている姿を見続けていましたから
やはり嬉しくなってしまいます。
「初入選おめでとう!」
・・・ここでもお祝いの言葉を。
良かったね。志津枝の事だから、今後も一つ一つじっくりと、
いろいろなハードルを越えながら進んでいく事と信じています。
ほか、一閑でかつて講師をやってくれていた事のある大学後輩の名も。
井戸川豊さんと栗原慶さん。
皆、しっかりと活躍。嬉しいです。
さーてと、私も、しっかり頑張らなきゃ!
今まで何度も落選した経験のある私は、
毎年何とも言えぬ想いの中、この発表を見ます。
毎年毎年・・・20年以上も出品しているのに
発表をむかえる時の気持ちは変わらないもの・・・です・・・。
おかげ様で、日本工芸会のHPで発表された入選者名欄に
自分の名前を見つけることができました。
何年出品していても、やはり嬉しいものです。
審査員をどの様な方がされても
良い意味で無視できない、そんな作品が出来たらいいな・・・
公募展に出品する時は、そのような気持ちになります。
今年は、あの小皿に時間がとられ
それこそ出品する作品が出来てくるのか、
まるで他人事のように思えてしまうほどの状況でしたが、
真面目に春の個展に何故全作品を並べたのか後悔したほどです(笑)
でもこのような時に 時間が無いを理由に作品が出来ないのは面白くないので
「やったるぞ~!」 と、
逆に結果的には、新しい試みの作風のものと2点出品することが出来ました。
ただ、この2点出品するって難しいものです。
よく聞くのが、
新しい試みをどんどんやってもらうためにも従来のものと両方出せるように・・・と
いうコトなのですが、
分かったようで意外とこれが私にとっては難しい。
出品する限りにおいては、
「2点とも入選するぞ」という強い想いが持てないとまずいのです。
「どちらがいいのか、自分で1点に絞れないのか?」と言われている気がして・・・。
さて、今年入選した作品は、
『 紅葉図長角皿 』。
こちらは、従来からの作風の展開ですが
私なりにいろいろな試みをしています。
なんとか、あの紅葉の空間、空気を感じるものが出来ないか・・・
そしてそれから作品自体に、焼き物としての魅力、存在感がもっと欲しい・・・
そんな想いからです。
従来の・・・とは言っても
作品テーマ、それから始まる形や図案化。
土の調合、形の作り方や絵の具の色味調合など様々な事の中に
新しい試みがあり、創っている本人はワクワクして焼きあがる作品を観るのですが
出来上がった作品は、何が新しいのかなかなか分かりにくい・・・一つ一つです。
突然、私が 「磁器物の焼きしめ」みたいな作品を創れば
それこそ新しい試みに見えるかもしれませんが、それでは唐突。
そんな中 それでも、
自分にとって自然な欲求で生まれてきた作品ならば良いのかと
今回落選してしまったもう1点の作品を創りました。
それは、幾何文の作品。
個展では、何度かテーマに発表してきましたが、
「唐突」に映ってしまったかも・・・なんて想ったりも・・・。
こちらの方は、より練り直して
いつか個展の機会に皆様にご覧頂ける様にしたいと思います。
さて、
今回の発表を見て嬉しい事がまだまだ。
自分の名前を探すと同時に見えた 知り合いの方々の名前です。
初入選や正会員に認定された方など何人もおり・・・
「おめでとうメール」や各々のブログなどにコメントさせて頂きながら、
当時の気持ち・・・初心を思い出したり・・・。
その中に、一閑育ちの有光志津枝さんの名も。
真面目にコツコツと勉強、仕事をしてきている姿を見続けていましたから
やはり嬉しくなってしまいます。
「初入選おめでとう!」
・・・ここでもお祝いの言葉を。
良かったね。志津枝の事だから、今後も一つ一つじっくりと、
いろいろなハードルを越えながら進んでいく事と信じています。
ほか、一閑でかつて講師をやってくれていた事のある大学後輩の名も。
井戸川豊さんと栗原慶さん。
皆、しっかりと活躍。嬉しいです。
さーてと、私も、しっかり頑張らなきゃ!
by ikkannet
| 2010-08-26 09:32
| 私の仕事