2009年 11月 14日
仙台会場の元気。 |
みんな身を乗り出して、何の写真でしょう?

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「よろしくお願いします!」
皆の揃った大きな声で始まりました。
「陶芸の事、いろいろ調べて来ました。」
「望月先生の作品いろいろ見ました。」
「えっ、どこで?」
「インターネットで。」
「え?インターネットやったりするの??。」
・・・日本伝統工芸展の巡回展、仙台会場での事。
実は昨日、仙台市内の小学生対象の子ども鑑賞会があったのです。

それぞれの部会から講師が一人ずつ派遣され
伝統工芸の話、作品、技術、材料や原料、道具、実技・・・
短い時間の中で作家がそれぞれの視点からの話をします。
日本工芸会の伝統工芸の啓蒙活動の一環です。
仙台展の今年は、
午前午後と1校ずつ合わせて2校の小学5年生を対象とすることになりました。
私は、今年の陶芸部会の担当。
陶芸を希望した子どもは、午前が10人、午後は14人。
せっかく会場に来たのだからと、先ずは会場を連れて歩きながら、
作品の実物を観せる事から始めてみました。
「どうかな、こんな大きさの作品だと思ってたかな?」
「図録の写真と違って、色んな方向からから見れて面白いよ。
・・・ほらこの作品、下の方からも見てごらん。」
「ホントだ!ここにも絵が描いてある。」
思いつくまま目に付く作品について話をしながら、
用意された会場の片隅の陶芸のブースへ。
「焼き物作ったことある人?」
「焼き物ってどうやって出来るか知ってる?」
準備していた作りたての生素地、素焼になったもの、本焼を終えた完成品と見せていきます。
「さてさて、これを見て何か気付いたことありませんか?」
「あっ、大きさが違う。」
「そうそう、よく気付いたね。」
こんな感じで話は始まりました。
そんな中、話の流れに合わせ、原料を箱から出して見せていきます。
例えば用意していた各地の陶土。
やはり現物を見ると目の色が変わります。
「それぞれ触ってごらん。」
「こっちの方がザラザラ!」
「これ硬くなってポロポロしてきちゃった・・・。」
色も違うし、粘り気や触感も違う・・・そんな事を感じてもらいながら、
何気なく会場の作品を指さして、
「あの作品達、皆それぞれ色んな粘土で作られているんだよ。」
「さて、この粘土の入っているビニール袋に粘土の名前が書いているけれど読めるかな?」
「信じるに楽しいで・・・「しがらき」と読みます。これは土地の名前ですがどこでしょう?」
用意してきていた
桃山、江戸時代の主要窯業地が記してある日本地図を広げながら場所探しです。
唐津、萩、美濃・・・地図の上で探し当ててもらった場所に粘土置きながら、
「こういう所は、焼き物が昔から作られていたところなんだ。」

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釉薬の話から、長石や石英の原石を前にして採掘場の写真を見せながら話をしたり、
ワラとワラ灰を前にしてワラを燃やしているところの写真を見せて話をしたり、
窯や窯焚きの写真を見せながら・・・あっという間に、講義の1時間は過ぎていきました。
・・・集中力の切れない子ども達には感心、感動。
たった半日の事、子ども達の記憶に何が残るのか分かりませんが、
「私のとっては、なかなか楽しい良い経験だったな。」
帰る子供たちの後姿を見ながら、そう思っていたのでした。

そんな鑑賞会のあった日の前日、一日早く仙台入りして
工芸会の東北研究会に出席しました。
実は私達、子ども鑑賞会の講師は、
そちらの研究会に招かれて頂いていたのです。
いつもは大先生方が座る慣れない前の席すわり
研究会は始まりました。
「この世界に入ったきっかけは?」 とか
「今までに迷いとかありませんでしたか?」 などの
質問を話のきっかけに
私達それぞれの作家が話をしました。
こんな私の話はともかく、
皆さん、かなり丁寧に話をされ、
様々な経歴や想いがあり、普段伺えない話もあり、
私自身には、思わぬ充実した時間になっていました。
その後は、場を変え懇親会。
初めての方が多い中、そして和気藹々のいい空気の中、
新鮮な気持ちで話が広がり、他の専門の話を多々伺うことができ、
とても楽しい会でした。
機会あれば、また参加させていただきたいものです。
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さて、日本伝統工芸展の仙台会場展は、
16日(月)まで 三越仙台展本館7階で開催しています。
ぜひご高覧くださいます様、宜しくお願いいたします。


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「よろしくお願いします!」
皆の揃った大きな声で始まりました。
「陶芸の事、いろいろ調べて来ました。」
「望月先生の作品いろいろ見ました。」
「えっ、どこで?」
「インターネットで。」
「え?インターネットやったりするの??。」
・・・日本伝統工芸展の巡回展、仙台会場での事。
実は昨日、仙台市内の小学生対象の子ども鑑賞会があったのです。

それぞれの部会から講師が一人ずつ派遣され
伝統工芸の話、作品、技術、材料や原料、道具、実技・・・
短い時間の中で作家がそれぞれの視点からの話をします。
日本工芸会の伝統工芸の啓蒙活動の一環です。
仙台展の今年は、
午前午後と1校ずつ合わせて2校の小学5年生を対象とすることになりました。
私は、今年の陶芸部会の担当。
陶芸を希望した子どもは、午前が10人、午後は14人。
せっかく会場に来たのだからと、先ずは会場を連れて歩きながら、
作品の実物を観せる事から始めてみました。
「どうかな、こんな大きさの作品だと思ってたかな?」
「図録の写真と違って、色んな方向からから見れて面白いよ。
・・・ほらこの作品、下の方からも見てごらん。」
「ホントだ!ここにも絵が描いてある。」
思いつくまま目に付く作品について話をしながら、
用意された会場の片隅の陶芸のブースへ。
「焼き物作ったことある人?」
「焼き物ってどうやって出来るか知ってる?」
準備していた作りたての生素地、素焼になったもの、本焼を終えた完成品と見せていきます。
「さてさて、これを見て何か気付いたことありませんか?」
「あっ、大きさが違う。」
「そうそう、よく気付いたね。」
こんな感じで話は始まりました。
そんな中、話の流れに合わせ、原料を箱から出して見せていきます。
例えば用意していた各地の陶土。
やはり現物を見ると目の色が変わります。
「それぞれ触ってごらん。」
「こっちの方がザラザラ!」
「これ硬くなってポロポロしてきちゃった・・・。」
色も違うし、粘り気や触感も違う・・・そんな事を感じてもらいながら、
何気なく会場の作品を指さして、
「あの作品達、皆それぞれ色んな粘土で作られているんだよ。」
「さて、この粘土の入っているビニール袋に粘土の名前が書いているけれど読めるかな?」
「信じるに楽しいで・・・「しがらき」と読みます。これは土地の名前ですがどこでしょう?」
用意してきていた
桃山、江戸時代の主要窯業地が記してある日本地図を広げながら場所探しです。
唐津、萩、美濃・・・地図の上で探し当ててもらった場所に粘土置きながら、
「こういう所は、焼き物が昔から作られていたところなんだ。」

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釉薬の話から、長石や石英の原石を前にして採掘場の写真を見せながら話をしたり、
ワラとワラ灰を前にしてワラを燃やしているところの写真を見せて話をしたり、
窯や窯焚きの写真を見せながら・・・あっという間に、講義の1時間は過ぎていきました。
・・・集中力の切れない子ども達には感心、感動。
たった半日の事、子ども達の記憶に何が残るのか分かりませんが、
「私のとっては、なかなか楽しい良い経験だったな。」
帰る子供たちの後姿を見ながら、そう思っていたのでした。

そんな鑑賞会のあった日の前日、一日早く仙台入りして
工芸会の東北研究会に出席しました。
実は私達、子ども鑑賞会の講師は、
そちらの研究会に招かれて頂いていたのです。
いつもは大先生方が座る慣れない前の席すわり
研究会は始まりました。
「この世界に入ったきっかけは?」 とか
「今までに迷いとかありませんでしたか?」 などの
質問を話のきっかけに
私達それぞれの作家が話をしました。
こんな私の話はともかく、
皆さん、かなり丁寧に話をされ、
様々な経歴や想いがあり、普段伺えない話もあり、
私自身には、思わぬ充実した時間になっていました。
その後は、場を変え懇親会。
初めての方が多い中、そして和気藹々のいい空気の中、
新鮮な気持ちで話が広がり、他の専門の話を多々伺うことができ、
とても楽しい会でした。
機会あれば、また参加させていただきたいものです。
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さて、日本伝統工芸展の仙台会場展は、
16日(月)まで 三越仙台展本館7階で開催しています。
ぜひご高覧くださいます様、宜しくお願いいたします。

by ikkannet
| 2009-11-14 22:58
| 私の仕事

