2009年 09月 02日
甘い柿。 |
「親父がね・・・。」
・・・正確には、どういう言葉だったか・・・
でも、その語りの内容は良く覚えています。
このお皿の柿を見て、父さんが「これは甘い柿だ」と言ってくれたんだよ。
それまでは「お前のは渋柿だ」としか言ってくれなかったんだけどね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それは、田村耕一先生が大学を退官された時の、
その退官記念展の会場での事でした。
その作品の前で、足が止まり、しばらくの間 見とれていたその時、
後ろから先生の声がしたのです。
当時、先生は、もっとも充実していた人間国宝になる直前の時。
大学院生だった私にとっては、雲の上の人というか・・・
同じ陶芸をやっていると考えてはいけない、考えられない、
レベルの全然違う所に感じていた憧れの人。
そんな先生が、私に実に嬉しそうに語るのです。
その言葉に、少し いつもと違和感を感じながら・・・
「あっ、そういうコトなのかな?」と私なりに勝手に感じるものがありました。
言葉にすると何と言ったらいいのか・・・
先生の作品制作に対する「心」を また違う方向から 改めて感じたのです。
ちょうどその頃、私は、
稚拙で全然いい感じに作品が出来ない自分に
どうしようもなく辛いモノを感じていた時。
ふと、気持ちが楽になったのです。
「そうか、そうだな、いろんな視点でいいんだったな。もっと気持ちに素直に創ればいいんだ。」

これも先生との心に残る一場面です。
ところで、
この思い出話に少し気になる事を発見してしまいました。
上の写真の作品は、図録によると 径39.2cm×高7.0cm 。
しかし退官展の図録には、
・・・うーん、退官展の図録には、何故かこの作品の写真は載ってなく、
そして、持っているどの図録・作品集にも柿の皿は上の写真の作品しかなく・・・、
いつの間にか その作品だと、ずーーっと思い込んでいました・・・(苦笑)。

退官展図録の作品写真は、この見開きのページのみ。
もう一度、その時の作品を観たくなりました。。。
・・・正確には、どういう言葉だったか・・・
でも、その語りの内容は良く覚えています。
このお皿の柿を見て、父さんが「これは甘い柿だ」と言ってくれたんだよ。
それまでは「お前のは渋柿だ」としか言ってくれなかったんだけどね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それは、田村耕一先生が大学を退官された時の、
その退官記念展の会場での事でした。
その作品の前で、足が止まり、しばらくの間 見とれていたその時、
後ろから先生の声がしたのです。
当時、先生は、もっとも充実していた人間国宝になる直前の時。
大学院生だった私にとっては、雲の上の人というか・・・
同じ陶芸をやっていると考えてはいけない、考えられない、
レベルの全然違う所に感じていた憧れの人。
そんな先生が、私に実に嬉しそうに語るのです。
その言葉に、少し いつもと違和感を感じながら・・・
「あっ、そういうコトなのかな?」と私なりに勝手に感じるものがありました。
言葉にすると何と言ったらいいのか・・・
先生の作品制作に対する「心」を また違う方向から 改めて感じたのです。
ちょうどその頃、私は、
稚拙で全然いい感じに作品が出来ない自分に
どうしようもなく辛いモノを感じていた時。
ふと、気持ちが楽になったのです。
「そうか、そうだな、いろんな視点でいいんだったな。もっと気持ちに素直に創ればいいんだ。」

これも先生との心に残る一場面です。
ところで、
この思い出話に少し気になる事を発見してしまいました。
上の写真の作品は、図録によると 径39.2cm×高7.0cm 。
しかし退官展の図録には、

・・・うーん、退官展の図録には、何故かこの作品の写真は載ってなく、
そして、持っているどの図録・作品集にも柿の皿は上の写真の作品しかなく・・・、
いつの間にか その作品だと、ずーーっと思い込んでいました・・・(苦笑)。

もう一度、その時の作品を観たくなりました。。。
by ikkannet
| 2009-09-02 01:40

