2009年 01月 27日
消えた和菓子 |
子供が修学旅行で、京都・奈良へ行くのだという。
「京都か・・・。」
特に詳しい訳でもないのですが、
高校の修学旅行や大学での古美術研究旅行をはじめ、
いろいろな年代で、幾度となく行ったところです。
あれやこれや家内と話ししているうちに、ある店を思い出しました。
「そうそう 『望月』っていう老舗の和菓子があるよ。」
鉄板の上で、薄い一文字の生地を焼き、それを立てて輪にし、
その中へ生地をいれ薄く広げ焼きながら粒庵をたっぷりつめ
生地を塗り、ひっくり返してまた焼く。
型に入れて作る今川焼きと違い、
その焼きながら組み立てていく様がとても面白い。
・・・雑誌で知りテレビで見て、どうしても一度行きたいと、
京都に行ったときに立ち寄り食べた事がある。
美味しかった。。。
なによりその 『望月』 という名前がいい(笑)。
・・・そんな事もあり、場所を説明しようとネットで調べてみたら、
なんと 2年半前に閉店してしまっていたのです。
なんか妙なショック。
日頃、特別話題にする事もなかったのだけれど、
名前に縁と親しみを感じ、その仕事を素晴らしいと思っていたのに、残念残念。
これも時の流れでしょうか。
・・・しかし、食べれなくなった事を知ると余計に無性に食べたくなってしまう・・・。
・・・そして、久しく行っていない京都に行きたくなっています・・・。
さて、無くなってしまうものもありますが、
新しく生まれるものもあります・・・と、強引に話題は変わり、
明日初日を迎える、
若い陶芸家三人展のお知らせを。
一人は、私の工房一閑で勉強し育った者。
・・・有光さんは、もう7,8年近く一閑で勉強しています。とてもとても、私が到底太刀打ちできない真面目さの塊のような娘で、努力も人一倍・・・でも、自分の殻に閉じこまぬようにと、この展覧会でも何か多くを感じて貰いたいと思っています。
一人は、大学の後輩。
・・・尾形君は、惚けたその性格のままの作風にとても魅力を感じる作家です。数年前、彼からある会場での個展の案内をもらってからの付き合いです。あの時会場に行った時の言葉が何か印象的 「勇気を出してDM送らさせて頂きました。」 ・・・私には、そんな勇気不必要なのですが・・・いつの間にか年齢を重ねていたのかな・・・そんな事考えたのでした。それにしても、さすが我が母校の後輩・・・というべきか、自分のペースででしか生きれない・・・そんなところが強くある人です(笑)。
そしてもう一人は、縁のできた愛知芸大の卒業生。
・・・板井さんは、あの愛知芸大で鍛え上げられ伝統工芸の支部展では賞をとりまくる、なかなかしっかりした仕事をする作家です。とても性格はさっぱりと明るく、その性格のままどんどん殻を破って自由な展開をして欲しいなぁ・・・なんて思ったりしています。奇遇な事に、伊豆の我が家のすぐ近くに住んでいるので、そんなところでも、縁の深さを勝手に感じています。
三者三様。同年代の三人。
それぞれに、持ち味は違いますが、自分に正直に制作をしている三人です。
少しでも、彼らのよい刺激になればいいなぁと、
お世話になっている画廊にお願いして企画していただきました。
「よく、人の世話までするね。」・・・なんて言われたりもしましたが、
まぁ、私も先生や先輩に今までお世話になってきたし、
これも順番です。皆が充実すればどんどん面白い・・・そう思って。
会期は下記の通りです。
実際 会場に、どの様な作品が並んでいるのか、DMのもの以外、私も分かりません・・・が、
是非、ご高覧いただければ幸いに存じます。
宜しくお願いいたします。
● 陶・三人展 - 有光志津枝 ・ 尾形隆昭 ・ 板井玲子 - ●
1/28(水)-2/2(月) 11:00-19:00(最終日は、17:00まで)
ギャラリー おかりや
東京都中央区銀座4-3-5 銀座AHビルB2F
TEL.03-3535-5321
「京都か・・・。」
特に詳しい訳でもないのですが、
高校の修学旅行や大学での古美術研究旅行をはじめ、
いろいろな年代で、幾度となく行ったところです。
あれやこれや家内と話ししているうちに、ある店を思い出しました。
「そうそう 『望月』っていう老舗の和菓子があるよ。」
鉄板の上で、薄い一文字の生地を焼き、それを立てて輪にし、
その中へ生地をいれ薄く広げ焼きながら粒庵をたっぷりつめ
生地を塗り、ひっくり返してまた焼く。
型に入れて作る今川焼きと違い、
その焼きながら組み立てていく様がとても面白い。
・・・雑誌で知りテレビで見て、どうしても一度行きたいと、
京都に行ったときに立ち寄り食べた事がある。
美味しかった。。。
なによりその 『望月』 という名前がいい(笑)。
・・・そんな事もあり、場所を説明しようとネットで調べてみたら、
なんと 2年半前に閉店してしまっていたのです。
なんか妙なショック。
日頃、特別話題にする事もなかったのだけれど、
名前に縁と親しみを感じ、その仕事を素晴らしいと思っていたのに、残念残念。
これも時の流れでしょうか。
・・・しかし、食べれなくなった事を知ると余計に無性に食べたくなってしまう・・・。
・・・そして、久しく行っていない京都に行きたくなっています・・・。
さて、無くなってしまうものもありますが、
新しく生まれるものもあります・・・と、強引に話題は変わり、
明日初日を迎える、
若い陶芸家三人展のお知らせを。
一人は、私の工房一閑で勉強し育った者。
・・・有光さんは、もう7,8年近く一閑で勉強しています。とてもとても、私が到底太刀打ちできない真面目さの塊のような娘で、努力も人一倍・・・でも、自分の殻に閉じこまぬようにと、この展覧会でも何か多くを感じて貰いたいと思っています。
一人は、大学の後輩。
・・・尾形君は、惚けたその性格のままの作風にとても魅力を感じる作家です。数年前、彼からある会場での個展の案内をもらってからの付き合いです。あの時会場に行った時の言葉が何か印象的 「勇気を出してDM送らさせて頂きました。」 ・・・私には、そんな勇気不必要なのですが・・・いつの間にか年齢を重ねていたのかな・・・そんな事考えたのでした。それにしても、さすが我が母校の後輩・・・というべきか、自分のペースででしか生きれない・・・そんなところが強くある人です(笑)。
そしてもう一人は、縁のできた愛知芸大の卒業生。
・・・板井さんは、あの愛知芸大で鍛え上げられ伝統工芸の支部展では賞をとりまくる、なかなかしっかりした仕事をする作家です。とても性格はさっぱりと明るく、その性格のままどんどん殻を破って自由な展開をして欲しいなぁ・・・なんて思ったりしています。奇遇な事に、伊豆の我が家のすぐ近くに住んでいるので、そんなところでも、縁の深さを勝手に感じています。
三者三様。同年代の三人。
それぞれに、持ち味は違いますが、自分に正直に制作をしている三人です。
少しでも、彼らのよい刺激になればいいなぁと、
お世話になっている画廊にお願いして企画していただきました。
「よく、人の世話までするね。」・・・なんて言われたりもしましたが、
まぁ、私も先生や先輩に今までお世話になってきたし、
これも順番です。皆が充実すればどんどん面白い・・・そう思って。
会期は下記の通りです。
実際 会場に、どの様な作品が並んでいるのか、DMのもの以外、私も分かりません・・・が、
是非、ご高覧いただければ幸いに存じます。
宜しくお願いいたします。
● 陶・三人展 - 有光志津枝 ・ 尾形隆昭 ・ 板井玲子 - ●
1/28(水)-2/2(月) 11:00-19:00(最終日は、17:00まで)
ギャラリー おかりや
東京都中央区銀座4-3-5 銀座AHビルB2F
TEL.03-3535-5321
by ikkannet
| 2009-01-27 22:33