2005年 09月 07日
・・・静かに 『箱書き』 |
展覧会の時など、『箱後日』と書いてある表示は、そういう意味です。
先に箱を作り合わせると、お金もかかるし、場所も取るのでそうしているのですが、
行き先の決まった作品を思い浮かべながら、箱書きするひと時を、大事にしています。
署名をした後、落款を押します。
この落款は、実は 浅野陽先生に彫って頂いた物。
私の大切な宝物の一つです。
先生と会話している気がするのです。
心が落ち着きます。
いつもこんな具合に書きます。
浅野先生の影響ですが、
小さい文字を書くのが苦手な私には、
このスタイルが 気分もピッタリです。
作品を包むウコンの布にも落款を押し、
最新の略歴を入れ、
最終的には、こういう状態にして納めます。
この箱の作品は、『尾花文茶碗』。
どんな空間での一服に、使っていただけるのか・・・想いはふくらみます。
by ikkannet
| 2005-09-07 22:59
| 私の仕事