2011年 05月 25日
「土の歌」。 |
今朝・・・それから夕方(再放送)に
ラジオから流れてきた歌。
「大地讃頌」。
「土の歌」 (作詩:大木惇夫、作曲:佐藤眞) という
合唱組曲の最後の歌です。
かなりポピュラーかとも思うので
知っている方も多いかもしれませんが、
中学、高校時代 合唱部にもいた私にとっては
グィーーーンと
日頃完全に忘れている当時の空気へと一気に戻ってしまう
そんな歌です。
何百回と歌っていましたから・・・。
そんなこともあり
一日中頭からメロディーが離れません。
・・・少し探してみたら出てきました。
高校時代の演奏会の写真。
FUJICOLOR 77 なんてあるから
34年も前の写真(^^)。
そして、ふと気になる事が。
「土の歌」のその歌詞の内容。
土だから陶芸家の歌・・・なんて
冗談話ではなく
口ずさんでいたら 「ん?」。
今日の現実を想うと
すごく感じるものがある・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
土の歌 詩:大木惇夫
第一楽章「農夫と土」
耕して 種子を撒く土
人みなのいのちの糧を
創り出す土
耕して種子を撒く者
農夫らの楽しみの種子
悲しみの種子
ともかくも種子がいのちだ
朝 星をみて 野良に出る
働いて 額に汗して
夕星を見て帰るのだ
種子をはぐくむ土こそは
種子をまく者の夢だ 望みだ
そして祈りだ
花さき みのる 毎年の
約束の不思議さよ
第二楽章「祖国の土」
ああ 大地
踏んでみて
寝ころんでみて
たしかな大地
ああ まして祖国の
土の尊さ
大空の星を仰いで
高く仰いで 歩け 歩け
しかし 溝には はまるまい
山河よ
さくらの 菊の
花さく丘よ
顔あげて
堂々と 踏みしめて
この土を 踏みしめて
この土を 譲ろうよ
祖国の土を
第三楽章「死の灰」
世界は絶えて滅ぶかと
生きとし生けるもの皆の
悲しみの極まるところ
死の灰の怖れはつづく
文明の不安よ
科学の恥辱よ
人智の愚かさよ
ヒロシマの また長崎の
地の下に泣く
いけにえの霊を偲べば
日月は雲におおわれ
心は冥府の路をさまよう
第四楽章「もぐらもち」
もぐら もぐら
土にもぐって
日のめも見ない
もぐら もぐら
それでもおまえは
しあわせだとさ
もぐら もぐら
地の下の
穴の暮らしが
やすらかだとさ
もぐら もぐら
火の槍におびえる者は
死の灰をおそれる者は
もぐらの真似をするそうな
なるほどな
土から出て来て
土にと帰る
もぐら もぐら
どのみち
それが人間か
わっはっは
わっはっは
もぐら もぐら
笑ってやれよ
人間を
もぐら もぐら
第五楽章「天地の怒り」
雷だ
いなづまだ
嵐だ 雨だ
洪水だ
土手が崩れる
崖が砕ける
橋が流れる
樹も垣も
根こそぎにされる
濁流が
家を呑む
人をさらう
地の上に山脈があり
地の上に重みがある
地の下に燃える火があり
地の下に怒りがある
地の上に絶えずかぶさる人間悪よ
地の上のなげきは深い 長い年月
火の山の
爆発だ
地震だ
火事だ
溶岩が流れる
尾根が崩れる
落ちる
なだれる
火の海だ
修羅の巷だ
逃げまどう人の
すさまじい叫び
うめき
のけぞる
ころがる
煙突が倒れる
時計台が崩れる
荒れ狂う町
第六楽章「地上の祈り」
美しい 山河を見て
美しい 花を見て
大地の意を信じよう
恩寵を
自然に享けて感謝しよう
ああ
戦争の
狂気をば
鎮めたまえ
剣の乱れ
爆弾の恐れを
さけたまえ
天意にそむく
動乱を
おさめたまえ
ああ 戦争の
狂気をば
鎮めたまえ
地の上に花さく限り
よろこんで日ごと営み
悲しみも耐えて生きよう
ああ 栄光よ
ああ 地の上に平和あれ
第七楽章「大地讃頌」
母なる大地のふところに
われら人の子の喜びはある
大地を愛せよ
大地に生きる人の子ら
その立つ土に感謝せよ
平和な大地を
静かな大地を
大地をほめよ たたえよ土を
恩寵のゆたかな大地
われら人の子の
大地をほめよ
たたえよ 土を
母なる大地を
たたえよ ほめよ
たたえよ 土を
母なる大地を ああ
たたえよ大地を ああ
------------------------------------
人間は何に向かって生きているのかな。
人間に、知恵を持った生物だとプライドがあるのなら
挑戦してみたらいいのにな。
知恵を振り絞り金をつぎ込んで
兵器を作り、その恐怖で守り作る平和な世界とは何だろう。
そうでなくても
大震災などの恐ろしい強烈な自然現象は起きてくる。
人間どうし殺しあって縄張り争いをしなくてもいい世界、
いろんな意味で優越感に浸らなくても幸せに包まれる世界、
そんな世界、どうしたらできるのかな・・・。
.
ラジオから流れてきた歌。
「大地讃頌」。
「土の歌」 (作詩:大木惇夫、作曲:佐藤眞) という
合唱組曲の最後の歌です。
かなりポピュラーかとも思うので
知っている方も多いかもしれませんが、
中学、高校時代 合唱部にもいた私にとっては
グィーーーンと
日頃完全に忘れている当時の空気へと一気に戻ってしまう
そんな歌です。
何百回と歌っていましたから・・・。
そんなこともあり
一日中頭からメロディーが離れません。
・・・少し探してみたら出てきました。
高校時代の演奏会の写真。
FUJICOLOR 77 なんてあるから
34年も前の写真(^^)。
そして、ふと気になる事が。
「土の歌」のその歌詞の内容。
土だから陶芸家の歌・・・なんて
冗談話ではなく
口ずさんでいたら 「ん?」。
今日の現実を想うと
すごく感じるものがある・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
土の歌 詩:大木惇夫
第一楽章「農夫と土」
耕して 種子を撒く土
人みなのいのちの糧を
創り出す土
耕して種子を撒く者
農夫らの楽しみの種子
悲しみの種子
ともかくも種子がいのちだ
朝 星をみて 野良に出る
働いて 額に汗して
夕星を見て帰るのだ
種子をはぐくむ土こそは
種子をまく者の夢だ 望みだ
そして祈りだ
花さき みのる 毎年の
約束の不思議さよ
第二楽章「祖国の土」
ああ 大地
踏んでみて
寝ころんでみて
たしかな大地
ああ まして祖国の
土の尊さ
大空の星を仰いで
高く仰いで 歩け 歩け
しかし 溝には はまるまい
山河よ
さくらの 菊の
花さく丘よ
顔あげて
堂々と 踏みしめて
この土を 踏みしめて
この土を 譲ろうよ
祖国の土を
第三楽章「死の灰」
世界は絶えて滅ぶかと
生きとし生けるもの皆の
悲しみの極まるところ
死の灰の怖れはつづく
文明の不安よ
科学の恥辱よ
人智の愚かさよ
ヒロシマの また長崎の
地の下に泣く
いけにえの霊を偲べば
日月は雲におおわれ
心は冥府の路をさまよう
第四楽章「もぐらもち」
もぐら もぐら
土にもぐって
日のめも見ない
もぐら もぐら
それでもおまえは
しあわせだとさ
もぐら もぐら
地の下の
穴の暮らしが
やすらかだとさ
もぐら もぐら
火の槍におびえる者は
死の灰をおそれる者は
もぐらの真似をするそうな
なるほどな
土から出て来て
土にと帰る
もぐら もぐら
どのみち
それが人間か
わっはっは
わっはっは
もぐら もぐら
笑ってやれよ
人間を
もぐら もぐら
第五楽章「天地の怒り」
雷だ
いなづまだ
嵐だ 雨だ
洪水だ
土手が崩れる
崖が砕ける
橋が流れる
樹も垣も
根こそぎにされる
濁流が
家を呑む
人をさらう
地の上に山脈があり
地の上に重みがある
地の下に燃える火があり
地の下に怒りがある
地の上に絶えずかぶさる人間悪よ
地の上のなげきは深い 長い年月
火の山の
爆発だ
地震だ
火事だ
溶岩が流れる
尾根が崩れる
落ちる
なだれる
火の海だ
修羅の巷だ
逃げまどう人の
すさまじい叫び
うめき
のけぞる
ころがる
煙突が倒れる
時計台が崩れる
荒れ狂う町
第六楽章「地上の祈り」
美しい 山河を見て
美しい 花を見て
大地の意を信じよう
恩寵を
自然に享けて感謝しよう
ああ
戦争の
狂気をば
鎮めたまえ
剣の乱れ
爆弾の恐れを
さけたまえ
天意にそむく
動乱を
おさめたまえ
ああ 戦争の
狂気をば
鎮めたまえ
地の上に花さく限り
よろこんで日ごと営み
悲しみも耐えて生きよう
ああ 栄光よ
ああ 地の上に平和あれ
第七楽章「大地讃頌」
母なる大地のふところに
われら人の子の喜びはある
大地を愛せよ
大地に生きる人の子ら
その立つ土に感謝せよ
平和な大地を
静かな大地を
大地をほめよ たたえよ土を
恩寵のゆたかな大地
われら人の子の
大地をほめよ
たたえよ 土を
母なる大地を
たたえよ ほめよ
たたえよ 土を
母なる大地を ああ
たたえよ大地を ああ
------------------------------------
人間は何に向かって生きているのかな。
人間に、知恵を持った生物だとプライドがあるのなら
挑戦してみたらいいのにな。
知恵を振り絞り金をつぎ込んで
兵器を作り、その恐怖で守り作る平和な世界とは何だろう。
そうでなくても
大震災などの恐ろしい強烈な自然現象は起きてくる。
人間どうし殺しあって縄張り争いをしなくてもいい世界、
いろんな意味で優越感に浸らなくても幸せに包まれる世界、
そんな世界、どうしたらできるのかな・・・。
.
by ikkannet
| 2011-05-25 02:26