2010年 02月 24日
メオト・・・ |
飯碗、ロクロびき。
よく見ていただくと・・・中央さげ板の境を挟んで
大きさが違います。
右側を少し小さく作っています。
実は、すっかり忘れていたのです。
だいぶ以前に頼まれていた物があったのを。
注文制作はあまり受けないのですが、
子供の頃からお世話になった方からのたってのお願いという事で
つくらせて頂く事にしていたのでした。
その注文は何かというと・・・
『夫婦茶碗』。飯碗と湯呑み。
今までも茶碗や湯呑みの大振り小振りなのを作っていたのだから
それを組ませて一対にしちゃおう・・・と。
でもこの『夫婦茶碗』なる存在、
これまで意識的に作っていなかったのです。
形を作るだけなら簡単なのですが、
どうも気持ちが作れない。
男尊女卑と言うほどの事もないのでしょうが、
何か「夫婦」と名を付けて
大きさに差をつける事に違和感があったのです。
時々妙なことを感じ、こだわってしまうのが私の悪いクセです(苦笑)。
調べてみると、
けっして男尊女卑ではなくて
身体の大きさの違いからきていると言う説がありましたが、
では奥さんの方が大柄なご夫婦は
奥さんが大きい飯碗を使うということかな・・・?
いえいえそれ以前に、
飯碗や湯呑みの大きさの差をつけるほど
身体の大きさが、食べる量が、お茶を飲む良が違うかな・・・。
身体が小さくてもご飯一杯食べる方もいるだろうし
その逆もあるだろうし
大きめに軽く盛るのが好きな方もいるだろうし
その逆・・・小さめに山盛りが好きな方だっているでしょう。
やはり違和感。
時々 何か引っかかると屁理屈連発になりだすのも私の悪いクセ。
でも・・・でも、
冒頭の注文主とは別に、この間も
「夫婦茶碗はありますか?」
と聞かれたりして
あらためて思ったのです。
世の中、この存在に愛着を感じる人が少なからずいるのだなぁ と。
考えているうちに
何を納得したわけでもないのですが、
そんなに拒絶しなくてもいいか・・・と、
ようやく『夫婦茶碗』を受け入れる気持ちになってきました。
・・・こんな何でも無いことでも心を決めないと
仕事に出来ないところが自分で呆れるほど不器用です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
忘れていた事に気づいたところで
大急ぎ先方に連絡を取り、平謝り。
・・・心広い方で良かったです。
注文の文様は「桜」。
どうにかその季節の最中には間に合いそうです。。。
写真は、この飯碗のトンボ。
私は、竹ひごを十字に縛り付けただけのモノを使います。
いつの間にかそうなっていました・・・。
こうしてボンヤリ文章書いているうちに(?)、
形が削り上がりました。
できれば、今度の個展にも展示したいと思っています。
たぶん、「夫婦○○」ではなくて、「大」と「小」で(笑)。
よく見ていただくと・・・中央さげ板の境を挟んで
大きさが違います。
右側を少し小さく作っています。
実は、すっかり忘れていたのです。
だいぶ以前に頼まれていた物があったのを。
注文制作はあまり受けないのですが、
子供の頃からお世話になった方からのたってのお願いという事で
つくらせて頂く事にしていたのでした。
その注文は何かというと・・・
『夫婦茶碗』。飯碗と湯呑み。
今までも茶碗や湯呑みの大振り小振りなのを作っていたのだから
それを組ませて一対にしちゃおう・・・と。
でもこの『夫婦茶碗』なる存在、
これまで意識的に作っていなかったのです。
形を作るだけなら簡単なのですが、
どうも気持ちが作れない。
男尊女卑と言うほどの事もないのでしょうが、
何か「夫婦」と名を付けて
大きさに差をつける事に違和感があったのです。
時々妙なことを感じ、こだわってしまうのが私の悪いクセです(苦笑)。
調べてみると、
けっして男尊女卑ではなくて
身体の大きさの違いからきていると言う説がありましたが、
では奥さんの方が大柄なご夫婦は
奥さんが大きい飯碗を使うということかな・・・?
いえいえそれ以前に、
飯碗や湯呑みの大きさの差をつけるほど
身体の大きさが、食べる量が、お茶を飲む良が違うかな・・・。
身体が小さくてもご飯一杯食べる方もいるだろうし
その逆もあるだろうし
大きめに軽く盛るのが好きな方もいるだろうし
その逆・・・小さめに山盛りが好きな方だっているでしょう。
やはり違和感。
時々 何か引っかかると屁理屈連発になりだすのも私の悪いクセ。
でも・・・でも、
冒頭の注文主とは別に、この間も
「夫婦茶碗はありますか?」
と聞かれたりして
あらためて思ったのです。
世の中、この存在に愛着を感じる人が少なからずいるのだなぁ と。
考えているうちに
何を納得したわけでもないのですが、
そんなに拒絶しなくてもいいか・・・と、
ようやく『夫婦茶碗』を受け入れる気持ちになってきました。
・・・こんな何でも無いことでも心を決めないと
仕事に出来ないところが自分で呆れるほど不器用です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
忘れていた事に気づいたところで
大急ぎ先方に連絡を取り、平謝り。
・・・心広い方で良かったです。
注文の文様は「桜」。
どうにかその季節の最中には間に合いそうです。。。
写真は、この飯碗のトンボ。
私は、竹ひごを十字に縛り付けただけのモノを使います。
いつの間にかそうなっていました・・・。
こうしてボンヤリ文章書いているうちに(?)、
形が削り上がりました。
できれば、今度の個展にも展示したいと思っています。
たぶん、「夫婦○○」ではなくて、「大」と「小」で(笑)。
by ikkannet
| 2010-02-24 13:16
| 私の仕事